南の島より
昨日の朝 台風は温帯低気圧に変わりました。でも福岡の学校はうちの小僧のとこも含め休校になったとこが多かったようです。
そんな中今年も石垣島の友人からパイナップルが届きました。
甘い甘い香りが部屋に充満して外はどんよりのお天気でも気分は南の島。
今回は雑誌も同梱されていました。
やいま、という八重山諸島の情報誌。
友人が養蚕の特集記事に載っているのです。
養蚕ですから蚕の写真があるに違いないので細心の注意を払って、たくさん写っているであろう写真を紙で隠しつつページをめくりました。うっかり直視するとのけぞらんといかんですからね。
それにしても絹糸を作り上げるまでは大変な手間です。なにしろまず一万匹以上の蚕の世話をしないといけませんしね。私には絶対出来ません。
とてもデリケートな蚕を桑の葉で育てた後茹でた繭から糸をひく、糸を撚る、濾過した藁灰汁で煮てたんぱく質を落とし洗って乾かし最後に美しい絹糸ができるわけですね。すべて手仕事。
石垣島は以前は養蚕が盛んだったそうです。でも糸の輸入によって衰退し、今は数人だけ。友人はその中の一人の方に技術を教わりながらここ数年、絹糸をつくっています。
そして自然の植物で色を染めて織る。機械で作ったものとは違うはずです。そうやってたくさんの時間と手間をかけて出来上がったものは、もう手放したくなくなりそうですよね。
by tontoandharry
| 2013-06-22 12:09
| 日々のこと